メイリオは、従来の日本語フォントであるMS Pゴシックなどとは種々の相違点がある。このため、メイリオを使用する際には、以下の点で注意が必要である。
- メイリオは、全角文字がすべて固定幅のフォントである。また、行間も従来フォントに比べて広い。そのため、ウェブサイトなどでMS Pゴシックを想定してレイアウトしている場合にメイリオを使用すると、デザインが崩れるケースがある。
- メイリオのイタリック体フォントは、欧文部が斜体、日本語部が正体としてデザインされているため、フォント切り替えでイタリック表示を行うソフトウェアでは、日本語部を斜体表示することが出来ない。
- メイリオは、ClearType固有の問題点をそのまま持ち(詳細はClearType#短所を参照)、一部に表示の不自然さが見られる。例えば、9pt程度の極小サイズでは例えば「電」や「載」等の一部の文字が不自然な字形になる。また、例えばWindows Vistaスタートメニューにおいて「検索」の「索」の字が「検」に比べて大きく見える、「名」という漢字が他の字に比べて縦長に見えるなど、漢字の高さが揃わない。この点については、Windows 7に搭載された新バージョン(Vistaでは前記アップデートバージョン)で多少の改善が図られている。Windows Vistaでの表示の問題点については、「メイリオ」をデザインした河野英一自身が認めている[5]。
- メイリオは、ClearTypeによる表示を前提として設計されている。そのため、ClearTypeが無効にされた状態でメイリオの小さいサイズの文字を表示すると正しくレンダリングされるとは限らない。
- メイリオにおいて、従来のMS ゴシックにあたる等幅フォントは個別に提供されない。なお、メイリオ自体には各等幅グリフが含まれているのでGID切替や直接入力に対応する環境では等幅フォントのように使うことが出来る。
- メイリオでは、従来のMS Pゴシックにあたる全角英数・ひらがな・カタカナも可変幅であるプロポーショナルフォントは個別に提供されない。なお、メイリオ自体には各プロポーショナルグリフが含まれているのでGID切替や直接入力に対応する環境では全角も可変幅であるプロポーショナルフォントのように使うことが出来る。
- メイリオはフォントとしてはプロポーショナルフォントに属するが、フォント名に一部のTrueTypeフォントで採用されている等幅フォントではないことを示す「P」や「S」の文字が含まれていない。
— メイリオ - Wikipedia (via jun26)
(via ssbt)